扇風機の上手な使い方
今年の夏も熱いですよね。夏場に必須の家電って何でしょうか?それは、扇風機です。
毎年お世話になるって方は多いのではないでしょうか?
目次
扇風機の機能
種類
リビング扇風機
一般的にイメージされるような、モーターで羽根を回して風を起こす扇風機です。首振り機能やリモコン機能などを搭載したモデルも多く、リビングや寝室など、広めの部屋で涼むのに適しています。
タワーファン
外から見える羽根を持たない別名ブレードレス扇風機です。スリムなタワー型の扇風機です。省スペース設計で場所を取らず、インテリア性も高いのが特徴です。首振り機能やリモコン機能などを搭載したモデルも多く、リビングや寝室など、様々な部屋で涼むのに適しています。
サーキュレーター
主な機能として遠くまで届く直進性の高い風を発生させて、室内の空気を撹拌・循環させる家電製品です。扇風機よりも風が強く、部屋全体の空気を効率的に循環させることができます。また、冷暖房の風を部屋全体に行き渡らせることで、冷暖房の効果を高め、節電にもつながります。
モーターの違い
扇風機にはACモーターとDCモーターの二種類のモーターがあります。
ACモーターとは交流モーターを使用している扇風機のことです。
DCモーターと比べて構造が単純で安価で購入できます。また、デザイン、操作性もシンプルで主に弱・中・強など大まかな操作しかできません。そのため初めて使う方、高齢の方でも簡単に操作ができます。
しかし、デメリットもあり、消費電力が高く月々の電気代が掛かってしまいます。
また、運転音も大きく場所によっては使用を制限されてしまうかもしれません。
DCモーターの扇風機は、直流モーターを使用しているので電気代はACモーターに比べると安くなります。操作性や機能性は充実しています。例えばACモーターは風量設定が最大4段階なのと比べると8段階設定にできたりします。また、音が小さく場所を選びません。寝室、テレビある部屋などに設置しても快適な使用が可能になります。
主なデメリットとして、ACモーターと比べると本体価格が高価です。しかし、長期間の使用を考えると購入しても損はありません。
羽根の形状
扇風機に羽根が付いていますが、羽根の形状、枚数で機能の違いがあります。
羽根枚数が少ない扇風機は、風を集中させることができるため、強い風を送ることができます。広い部屋や、遠くまで風を送りたい場合に適しています。
羽根枚数が多い扇風機は、風のきめが細かく、自然でやわらかい風を送ることができ、風を切る音が小さくなり、静音性が高くなります。寝室や静かな場所で使用するのに適しています。
現在は、5枚羽根と7枚羽根の扇風機が主流です。5枚羽根は風量が強く、7枚羽根はやわらかい風と静音性に優れています。自分の好みや用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
また、技術力の進歩で羽根の付いていないブレードレス扇風機があります。
羽根なしの扇風機は、安全性が高く羽根に触れてしまうリスクが無いため小さなお子様がいる家庭には使いやすいです。また、羽根に埃が付着しないので掃除も簡単にできます。
首振り
左右に約60度から90度程度首を振る機能が一般的ですが、DCモーターを利用した扇風機になると左右首振り、上下首振りに加えて、奥行き方向にも首を振ることができる3D首振りをすることできる機能です。送風できないような、奥行き方向にも風を送ることができるため、部屋全体を自然な風で包み込むことができます。
扇風機の上手な使い方
扇風機をもっと涼しく!効果的な使い方
扇風機は、夏場の必需品ですよね。しかし、使い方によっては効果が半減してしまうことも。そこで今回は、扇風機をもっと涼しく使うためのコツをご紹介します。
扇風機とエアコンの併用で涼しく節電
扇風機とエアコンを併用することで、冷房効率を高め、電気代を節約することができます。
扇風機で空気を循環させることで、エアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせ、設定温度を下げずに涼しく過ごせるようになります。
また、設定温度を下げる必要が減るため、電気代を節約することができます。
風によって体感温度が下がり、より涼しく感じられます。
また扇風機をエアコンの風下に置き、風を部屋全体に循環させるようにします。
扇風機の首振り機能を活用して、部屋全体に風を送れます。
天井に向けて扇風機の首を天井に向けて送風することで、涼しい空気が下に降りやすくなります。
風向きはエアコンの風と同じ方向にして扇風機の風向きをエアコンの風と同じ方向に風がぶつかり合い、より効率的に空気を循環させることができます。
扇風機の掃除方法
今は空気の循環や換気目的の為に一年中扇風機を使っている方もいるかもしれませんが、
それでも夏が終われば扇風機を片付けて暖房器具を出す方の方がまだ多いと思います。
そこで、シーズン中頑張ってくれた扇風機はそのまま仕舞うのではなく、来シーズン気持ちよく使用する為にも綺麗にしてから片付けましょう。
ここでは扇風機をお掃除するときのちょっとしたポイントをご案内したいと思います。
まず扇風機の汚れで一番気になるところはズバリ羽根だと思います。
羽根が汚れていると送られてくる空気も気持ちよく感じられないですよね。
羽根を掃除するためにはカバーを外さなければなりませんが、ここで注意するポイントがあります。
それはカバーを固定しているツメを折って破損しないようにすることです。
無理な力を加えて破損しないように気を付けましょう。
固定パーツの多くはバネの原理でツメの引っ掛かり部分を押さえ込んでいるだけなので、その部分をやさしく押し込んであげることで簡単に外すことが出来ます。
プラスチックは劣化しやすく割れやすいので、優しくゆっくり押し込んであげましょう。
カバーが外れたら次は羽根を取り外す作業に移ります。
羽根を固定している中央のネジ(スピンナー)を取り外すのですが、ここでもちょっとしたポイントがあります。扇風機の羽根は回転するという性質上、スピンナーを外すときには通常のネジとは逆に回転させなくてはなりません。
だいたいの場合はゆるめる方向と締め付ける方向が矢印で示されているので、落ち着いて確認しましょう。締め付けすぎには注意して下さい。
スピンナーを外して羽根を引き抜いたら、後はホコリをふき取るだけです。
汚れが落ちにくい場合には中性洗剤を使用して拭きとります。シンナー・アルコール・ベンジンなどは使用しないでください。変色や劣化の原因となります。
しっかりとからぶきした後は元通りに組み立てるだけです。
キレイになった扇風機はまたホコリが付かないように袋に入れたりカバーを被せて仕舞いましょう。
これは家電製品全般に言える事ですが、特に扇風機はモーターを使用していますのでホコリの混入や汚れは故障の大きな原因となります。普段からのお手入れも大切ですね。
まとめ
扇風機は、使い方次第で快適な空間を作ることができる便利な家電です。自分に合った扇風機を選んで、暑い夏を乗り切りましょう。