なりきり玩具の代表格「ライダーベルト」

やっぱりおもちゃと言えばアレ

皆さんは「おもちゃ」と言うと何を思い浮かべるでしょうか?
最近はテレビゲームや携帯ゲーム機があふれていて、昔と比べておもちゃで遊ぶことが少なくなっているのかもしれませんね。
それでも今も昔も変わらず人気なのが「なりきり玩具」です。「ごっこ遊び」誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?おままごとやヒーロー・ヒロインに憧れて変身ポーズをまねたりするアレです。
いつの時代も正義のヒーロー・ヒロインは子どもたちの憧れですよね。そんな「ヒーローになりたい」という夢を叶えるのがなりきり玩具です。
そしてその代表格と言えばやはり「ライダーベルト」でしょう。
仮面ライダーは1971年から今に続く人気ヒーローです。むかし仮面ライダーに憧れる少年だった大人にも絶大な人気があります。
むしろ少しお金に余裕が出来た大人になってから夢中になる方もいるのではないでしょうか?子どもも大人も夢中にさせる仮面ライダーの魅力とは何なのでしょう。
その魅力について少し探ってみませんか?

《仮面ライダーのレキシ》

【はじまりの~昭和ライダー~

「仮面ライダー」それは1971年4月3日 原作は石森章太郎さん、特撮テレビドラマの作品として生まれました。仮面ライダーと聞いて知らない人はほぼいないと思います。しかし、今のお子様はそもそもの仮面ライダーはどのようにして誕生したのかを知らない方が多いのではないでしょうか。

その原点とは?

初代仮面ライダー(仮面ライダー1号)はもともと科学者兼オートレーサー「本郷猛(ほんごうたけし/藤岡弘 当時25歳)」でした。しかし悪の組織 ショッカーにとらわれ『バッタ(昆虫の)』の能力を持つ改造人間にされてしまいます。そんな本郷猛が同様に改造されてしまった一文字隼人(いちもんじはやと/佐々木剛)や多くの仲間とともに、人間に戻れなくなった悲しみをかかえショッカーと戦うというストーリーです(詳細は省略します)。

【進化の~平成ライダー~】

平成に入り仮面ライダーにも更なる変化が訪れます。昭和ライダーではお子様がメインで楽しむ特撮物でしたが、平成からはライダーのフォルムのカッコよさやアクションのすごさに加えて話題になったのが「出演俳優」の人気です。
平成ライダー1期目の仮面ライダークウガでは五代雄介(ごだい ゆうすけ)役に「オダギリジョーさん」がテレビドラマ初主演を務めました。
オダギリジョーさんを皮切りに「佐藤健さん」「菅田将暉さん」「綾野剛さん」「竹内涼真さん」等...次々に配役に選ばれた俳優さんはイケメンぞろいで子供だけでなくお母さまや女性の人気をつかんでいきます。
又、仮面ライダーのデザインやモチーフをその時代の流行りを取り入れ、より身近に感じられるようになっています。そこもまた平成からの仮面ライダーの人気の秘密です!

【そして~令和へ~】

昭和から始まり現代令和まで続く仮面ライダーブーム。

平成からもそうですが、ストーリー構成も昭和から比べるとわかりやすく身近に感じるものになり子供から大人まで楽しめるものになっています。常に新しいことに挑戦してきた結果この令和の時代まで仮面ライダーという特撮ドラマが愛されてきた理由だと思います。

【社会に与えた現象】

仮面ライダーが始まったころテレビでドラマを見るだけでなく話題になったのが、おもちゃやグッズです。その中でも少年たちが夢中になったのが「仮面ライダーカード」です。
カルビーが発売したスナック菓子についてくるおまけのカードが当時の子供たちを釘付けにさせました。このカードをコンプリートするためにスナック菓子を爆買いしてお菓子は食べずに捨ててしまうという社会問題も起きた様です。現在ではSDGsもありこのような事があれば大問題ですね。
そしてこのカード、現在では当時物であればオークションで高額取引されるものも数多くあります。(今の時代まで残している人がすごい…)
そして「仮面ライダーカード」と同じく夢中になったのが「仮面ライダーベルト」です。
当時の玩具としては高額な1,500円でしたが、1971年からの約2年で380万個を売り上げるヒット商品となります。
カードと比べても相当高額なライダーベルトが現在まで続くヒット商品となった理由とその魅力とはいったい何なのでしょうか。

《仮面ライダーベルトの種類》

【昭和】

1970年代に仮面ライダーが放送された事をきっかけに変身ブームが流行しました。ポピーは仮面ライダーと同じようにベルトを巻きより臨場感のあるおもちゃを開発します。これは「光る!回る!変身ベルト」は「テレビと同じ」というコンセプトが功を奏しヒット商品となりました。パッケージには「このベルトはライダーに変身する時に使われている物と同じです」と表記され、テレビと同じ仮面ライダーに変身できるという子供の夢を実現させました。「光る!回る!変身ベルト」シリーズは初代仮面ライダーから仮面ライダースーパー1まで、作品ごとの特徴に合わせてさまざまなギミックを取り入れながら1971年~1981年およそ10年間続きました。

【昭和末期~平成初期】

1980年代にはバンダイがおもちゃの開発を引き継ぎ「仮面ライダーBLACKテレビパワーDX変身ベルト」を発売。従来の変身ベルトは本体のスイッチをオンにすることでギミックを作動させていました。しかしこれだと子ども心にも何か違和感があったのではないでしょうか?テレビのヒーローはカッコイイ変身ポーズを決めるだけでベルトが回転するのに「これじゃ違うじゃないか」と。ですがそれを可能にするのが「テレビパワー」でした。
仮面ライダーBLACKが放送中に主人公の南光太郎が変身する時、変身ベルトがテレビ画面で断続的に白く光ります。玩具のセンサーがこの光を感知することでギミックが動作するという画期的なアイデアでした。
テレビの中で光太郎が変身すると自分も一緒に変身できるという一体感とベルトに触らなくても光って回るという夢を実現させました。ですが、テレビパワー変身ベルトはBLACK1作品のみで後には続かず、平成ライダーシリーズが始まるまでの間、変身ベルトシリーズはしばらく終息します。「テレビパワー」は本当にすごいのですが、現在はテレビで連続発光するような効果を使用するのは自粛するようになってしまった為、このようなベルトが発売されることはないかもしれません。残念ですね。

【2000年代】

2000年代には仮面ライダークウガが放送され仮面ライダーBLACK RX以来の変身ベルトシリーズが販売、開発されました。クウガの「ソニックウェーブDX変身ベルト」はステレオ放送が一般的になったテレビ放送に合わせてスピーカーを2個搭載し、以前のおもちゃと比べサウンド面がより強化されています。特に平成初期で人気の仮面ライダー555変身ベルトは携帯電話を組み合わせるギミックを搭載して100万個のヒット商品になりました。又、仮面ライダー龍騎ではライダーが複数登場してさらにベルトの種類も増えました。

【2010年代】

ディケイド以降の仮面ライダーは変身ベルト以外ミニアイテムが登場します。装填することにより音声、発光ギミックが変化しミニアイテムの収集が流行しました。仮面ライダーoooオーズ・「オーズドライバー」は、当時特に人気で、3枚のメダルを装填するとサウンドが発動し、装填するメダルの組み合わせ次第で、フォームが129種類と豊富なところが特徴です。新作メダルが発売される度に売り切れが続出しました。

【大人の仮面ライダーベルト】

上記のライダーベルトは主に子供向けのおもちゃなのですが、「大人の為のライダーベルト」があります。COMPLETE SELECTION MODIFICATIONコンプリートセレクトモディフィケーションです。
大人も装着することの出来るサイズ劇中に登場するベルトギミックアクション、効果音など、より特化された正に大人向けのおもちゃと言えるでしょう。
価格も3万円以上と大人向けで、数量限定販売、抽選販売などしています。最新のモデルでは「CSM 変身ベルト 世紀王サンドライバー」が販売されましたが、本体のセンサーが搭載されており、変身ポーズの手の動きにセンサーが反応し、内蔵されたモーターとギアが駆動。変身音が発動し、自動で変形・発光が行われます。
又、変身ベルト本体には変身音以外にも変身解除音・必殺技音など、多数の劇中演出音を収録。主演俳優の台詞音声、劇中のセリフが収録されています。

仮面ライダーの魅力について、少しお分かりいただけたでしょうか?ヒーローに憧れる子どもはもちろん、イケメン俳優さんを入口に好きになったお母様や女性。童心に帰りむかしの憧れを取り戻す大人の男性まで、年齢性別を問わず幅広く支持されていることが分かったと思います。そんな仮面ライダーシリーズ商品をスマイルサンタでは買い取り大募集中です!!ライダーベルトはもちろんフィギュアやDVD・カードなど是非お売りください。昭和のライダー1号・2号から平成、令和ライダーのグッズを買い取り致します。特に大人の為のなりきりアイテム(CSM)は是非お見積りさせてください。